今日は夕立すごかったですね。
当店の前も、グググット暗くなってザーッと来ていました。
割と、あっという間にあがったようですが。
さて、今日はこちら。
靴のかかとの内側が破けてしまっています。
今回はそんな修理です。
お客様と相談して、元々生地の内側ですが、今回は革を貼ることに。
履き口に縫い目のあるタイプの場合、その縫い目にあわせて縫い付けますが、今回は表の革と裏地の生地の間を縫って行きます。
このつくりの場合、この方法が仕上がりが一番綺麗だと判断しました。
靴やバッグの修理の場合、ある意味一点一点オーダーみたいなものです。
100足あったら100通りの修理方法が・・・言い過ぎました(笑)。
ただ、リアルに100足あったら20通りくらいは悩みながら、一番仕上がりが良いであろう方法を探していきます。
同じ、カカトの内側でも、縫う位置や、仕上げ方など何通りもあります。
今回は
写真のように裏地を上向きに縫いつけ、内側に折り返す方法を選びました。
こういう感じに内側にググッと折り曲げて、ここをしっかりと接着します。
下の部分はインソールをはずし、あとからインソールで隠します。
どうですか?継ぎ目の部分を縫っているのでこの写真では修理箇所がわからないと思います(言いすぎ?)。
で
このくらい寄ると境目にあるミシン目が見えるかと思います。
・・・考えてみてください。
なかなか、他の人の靴をここまで寄ってまじまじと見ることってないですよね(笑)。
こうやって見るとどこを修理したかわからないと思います。
内側の素材感が違うのが写真でも少しわかりますかね?
修理の場合、元々と同じように、どこを修理したかわからないくらいに出来るのが一番だと思います。
それが出来ない場合、さも、最初からそうだったかのように、思い切り縫い目を出したりもします(笑)。
そのあたりは靴の作りや状態をみて、お客様にご相談させていただきます。
カカトの内側の修理は通常両足で3150円です。
ブーツの場合はご相談ください。ブールの場合できない事もございますが、何とか考えます!!
皆様のご来店お待ちしております!!
0 件のコメント:
コメントを投稿