昨日今日と、だいぶ眠りやすい気温が続いていますね。
このくらいが良いです(笑)。
さて、今日は。
紹介する前に、ちょっと強引な修理ですので、通常お受けしない修理内容となります。
まず、問題の靴がこちら。
大好きなローファーです。
ちょっと背景もあれですが、この靴、私の私物です、そして自宅です(笑)。
BASSのペニーローファーです。
この形のローファーを作ったのはこのメーカーが始めてらしいですよ。
さて今回の修理箇所はこちら。
この部分、糸がほつれてしまったわけではなく、革の部分が破れてしまいました。
正直かなりへこみました。
2年程度、一時期は、高校生かって言うくらいの頻度で履いていたのが原因かと思われます(笑)
。
通常は、修理出来ませんとお断りします。
あるいは、裏から革を当てて接着して補強します。
ですが、写真で見るよりも破れている部分が広く、補強するにもちょっと無理がある範囲です。
ですが、今回は。
お客様の大切な靴ではなく、私の靴ということで、ちょっと無理してみようと思い立ちました。
だめもとです。
まずは、思い切ってローファーのアッパー部分を大胆に分解しました。
店頭でもそうですが、私自宅でも、こんなことばっかりやっている気がします。
自分の靴は失敗しても良いので、プレッシャーもなく楽しいです(笑)。
ちょっと、仮面ぽい。
バンプローファーのようになりました(笑
さらに。
これでもはや、履くこともできません。
今回ラッキーだったのは、破れた部分が靴の、ふたのような部分だったこと。
もし破れたのが、写真の上の底が付いている部分だったら本当に修理不可能でした。
今回用意したのが、こんな毛皮。
ハンズで、半端革が安く売っていたので買ってきました(笑)。
目指すのは、
こんなイメージ(笑)。
パラブーツですね。
こういう感じで、元々のモカ縫いの穴に合わせて、菱ギリで穴を開けながら縫いつけいきます。
ちなみに今回は、毛皮に裏地をつけてあります。
しっかり縫い付けたら、今度は店頭工房へ。
例の仮面のような部分を八方ミシンで縫いつけていきます。
そして、出来上がりがこちら。
完全に別物にしてみました。
いい感じにまとまった気がして気に入っています♪
なにせ、またこれでしばらく履けますし(笑)。
履いてみましたが、一応問題なくはけました(笑)。
様子を見ながら、試し履きしていく必要があります。
やはり、お客様に安心して履いていただくという意味合いでは、ちょっと通常お受けすることは難しい修理かと思います。
ですが、せっかくなので今回はこちらで紹介させていただきました。
もし、もしですよ(笑)。
こちらの修理お受けする場合、20000円~とか、そのくらいの価格帯になることが予想されます。
時間もかなり長めにいただくことになります。
ちなみに、BASSのローファー、新品でもそんなにはしません(苦笑)。
腕自慢というより、心意気自慢的なブログですみません!!
普通の修理中心に行っております!!
いろいろ、出来ることはやるつもりでいるので、とりあえずご相談だけでも、お待ちしております!!
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