The Shoe of Life(シューオブライフ)です。
いつもBlogをご覧いただきありがとうございます^^
本日は、スニーカーを長く愛用している方なら「これ、私の靴もそうかも…」とドキッとするかもしれない、かかとの内側のお修理事例をご紹介します。
今回お預かりしたのは、New Balance(ニューバランス)998 Made in USA。
あのグレーが本当に美しい、アメリカ製の名作です。
タンのラベルにも誇らしく「MADE IN USA」の刺繍が入っていますね。
ところが、内側をのぞいてみると──かかとの内側ライニング(内張り:足のかかとが当たる布地の部分)がぱっくり破れて、中のクッション材がむき出しになっていました。
なぜニューバランス998のかかと内側は破れるの?
「なんでかかとの内側だけ、こんなに破れるの?」と思いますよね。
理由はシンプルで、ここが一番よく擦れる場所だからなんです。歩くたびに、靴を脱ぎ履きするたびに、かかとの内張りには足がこすれ続けます。とくに素足やうすい靴下で履くことが多い方、かかとを踏むクセがある方は、ここの生地がだんだん薄くなって、最後はやぶれてしまうんですね。
そして厄介なのが、一度破れると一気に進むこと。破れた穴のフチから生地がほつれて、中のスポンジ(クッション材)が出てきて…と、放っておくとどんどん広がってしまいます。今回のように中材が見えてきたら、けっこう限界のサイン。でも──大丈夫、諦めないでください。 ここはしっかり直せます^^
今回の修理内容:かかと内側ライニングの張替え
今回施したのは、かかと内側ライニング(内張り)の張替えです。破れてしまった内張りを新しい素材に取り替えて、かかとまわりをきれいに、そして丈夫に仕立て直します。
1. 破れたライニングを取り除く
まずは、破れた古い内張りを丁寧に取り除いていきます。かかとの内側には、履き心地を支えるクッション材やカウンター(かかとの芯材)が入っているので、そこを傷つけないよう慎重に作業を進めます。
【写真】工程:破れたライニングを取り除き、内部の構造が見えている状態
2. 新しいレザーで張り替える
そして、新しい本革(レザー)で内張りを仕立て直します。今回は白いレザーで張り替えました。
かかとの内側は、足が直接あたる場所。だからこそ、丈夫さと足あたりのやさしさを両立できるレザーがおすすめなんです。ポイントは、本革は従来の合成素材(純正の布地や合皮)よりも長持ちするということ。布地のままだとまた擦り切れてしまいますが、本革で張り替えることで、耐久性がぐっと上がります。次はもっと長く付き合えるようになりますよ^^
3. 仕上がり
完成した姿がこちらです。かかとの内側が、すっきり生まれ変わりました。
※かかと内側ライニングの張替えは、破れの範囲や中材の状態によって最適な方法・素材が変わります。使用するレザーの種類(白レザー・鹿革など)を含め、実際の状態を拝見してからご提案させてください。
ライニングのリメイクは、4つの方法から選べます
じつは、かかと内側ライニングのリメイクには方法がいくつかあって、The Shoe of Life では靴の状態やご予算に合わせて4種類からお選びいただけます。
本革でのフルリメイク(今回の方法) — ライニング全体を本革で張り替える、いちばん丈夫できれいな仕上がり。前述のとおり、本革は従来の合成素材より長持ちします。しっかり直して長く履きたい方に。
ナイロンメッシュでの交換 — より手頃な価格でリメイクしたい方に。純正に近い風合いで交換できます。カラーはクロ・ダークグレー・グレー・ベージュ・シロの5色からお選びいただけるので、もとの色に合わせるのはもちろん、あえて色を変えて楽しむのもアリですよ^^
そしてもうひとつ。内側だけでなく、かかと外側のリフレクター(反射板パーツ)も本革での交換が可能です。合成素材のリフレクターが劣化・ひび割れしてしまった場合も、本革でリメイクすれば見た目も耐久性もリフレッシュできますよ^^
ちなみに、このライニング張替えはニューバランスに限らず、アシックス(asics)などメッシュ素材のスニーカー全般でも承っています。かかとの内側が破れてきたら、ブランドを問わずまずはご相談ください。
「うちの靴はどの方法が合う?」というご相談も大歓迎です。破れ具合や中材の状態、ご予算によっておすすめは変わりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
ニューバランスは「靴」。だから、かかとの内側も直せる
「スニーカーのかかとの内側なんて、直せるの?」とよく驚かれます。
でも、998や1300・1500といったニューバランスのクラシックモデルは、アッパー(甲革)がミシンでしっかり縫製され、先芯(つま先の芯材)やカウンター芯(かかとの芯材)も入った、いわば革靴と同じ「靴」としての構造を持っています。だからこそ、内張りだけをきれいに交換する、といったパーツ単位の修理ができるんですね。
もちろん、モデルによって構造は違いますから、その靴に合った直し方を選ぶのが大事です。「他店では断られた」「メーカー修理では対応外と言われた」──そんな一足も、まずは一度ご相談ください。諦めるのはそれからでも遅くありません。
実際、ニューバランスジャパンの正規修理サービスでは対応できない修理も、私たちはこれまで数多く手がけてきました。どんな修理ができるのか、実例をまとめた記事もあるので、あわせてどうぞ▶ ニューバランスジャパン正規の修理では不可能な!ニューバランス修理あるある集
ちなみに998をはじめ、ニューバランスではこんなお修理も承っています:
サイドパーツ/バックパーツの張替え — 白い合成皮革が劣化・ひび割れした場合にレザーで張替え
ソールの加水分解対応 — ミッドソールが崩れてしまった場合の交換・再成形
タン(ベロ)の作り直し — 傷んだベロを本革で仕立て直し(リメイク)
アウトソール・かかと(ヒール)の補修 — すり減った部分の補修
長く付き合うための、日常のケアのヒント
かかと内側の破れは、日頃のちょっとした心がけで進行をゆるやかにできます。
まずは、靴べらを使ってやさしく履くこと。 かかとを踏んで履くと、内張りにもカウンター(芯材)にも大きな負担がかかります。それだけで内側の寿命はぐっと延びますよ。
そして何より──破れは、浅いうちに見せてください。 生地が薄くなってきたな、という段階で手を入れれば、より軽い工程できれいに直せます。中のスポンジが出てくる前がベストタイミングです。
ニューバランスのお修理は The Shoe of Life へ
ニューバランス(New Balance)998をはじめ、かかと内側ライニング(内張り)の破れ・レザー張替え・サイドパーツ補修・ソール交換など、経験豊富な The Shoe of Life(シューオブライフ) にご相談ください。東京・目黒(大橋)の店舗で、全国からの配送修理も承っています。
The Shoe of Life (シューオブライフ) 所在地:東京都目黒区大橋2-22-4 増本ビル1F 営業時間 10:30〜19:30 (火曜日・水曜日定休)
お問合せ方法 ●OFFICIAL LINEのチャット(お友達追加してご質問ください)
●メール (theshoeoflife@gmail.com) ●電話 (03-3467-8766)
全国からご配送でのお修理も承っております。 お気軽にお問い合わせください^^






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