ニューバランス1500(Made in UK)のサイドパーツ&かかとライニング張替え|履き口ボロボロも諦めないで!New Balance 1500 修理事例
The Shoe of Life(シューオブライフ)です。
いつもBlogをご覧いただきありがとうございます^^
本日は、多くのニューバランスファンが「これはもう寿命かな…」と諦めてしまいがちな、あの部分のお修理事例をご紹介します。
今回お預かりしたのは、New Balance(ニューバランス)1500 Made in UK。イギリス製の名機で、深いパープルのスエードが本当に美しい一足です。ところが──かかと側の白いパーツ、私たちがサイドパーツと呼ぶこの箇所が、写真の通りボロボロにひび割れてしまっていました。
ちょっとマニアックな話をすると、この1500ではサイドパーツがそのままバックパーツ(かかと側のパーツ)を構成しているんです。ここ、じつはモデルによって作りが違っていて、1300などでは同じ位置が「リフレクター(反射板)」というパーツになっているんですよ。同じニューバランスでも、モデルごとにパーツ構成が違う──ここを見極めるのも、私たちの仕事の面白いところです^^
「お気に入りなのに、ここだけどうにもならない…」
そんなお声、実はとても多いんです。でも、大丈夫。諦めないでください。 ちゃんと直せます^^
そもそも、なぜニューバランス1500のサイドパーツはボロボロになるの?
まず、お客さまがいちばん気にされるのが「なんでここだけこんなに傷むの?」という点だと思うんです。
結論から言うと、これは素材そのものの経年劣化によるものです。じつはこのサイドパーツ(かかと側のバックパーツ)に使われている白いパーツ、本革ではなく合成皮革(合皮)なんです。
合成皮革は、布地などの下地の上に樹脂(ウレタンなど)の層をのせて作られた素材で、この樹脂層が年数とともに硬化・加水分解し、屈曲や乾燥に耐えられなくなってパリパリと割れ、剥がれてきます。
ポイントは、これが「あなたの履き方が悪いから」ではないということ。合成皮革は素材の性質上、履いていても、箱に大切にしまっていても、時間の経過とともにこの劣化が進んでしまうんです。とくに1500のようにMade in UK(イギリス製)は、その味わい深さゆえに、このサイドパーツ(合皮)の寿命と向き合う場面が出てきます。
そして大事なのが、放置すると劣化が広がるということ。表面のひび割れだけのうちに手を入れれば、被害はサイドパーツだけで食い止められます。「傷む前に、傷みが浅いうちに整える」──これは私たちがいつもお伝えしている考え方です。
今回の修理内容:サイドパーツ&かかと裏側ライニングの張替え
今回は、傷みが進んでいた2つの箇所をまとめてお直ししました。ひとつは劣化したサイドパーツ(かかと側のバックパーツ)の張替え、もうひとつは足あたりに関わるかかと裏側ライニング(内張り)の張替えです。この2箇所を同時に整えることで、見た目も履き心地も一気に蘇ります^^
1. 劣化したサイドパーツを慎重に取り除く
まずは、ひび割れて剥離したもとのサイドパーツ(合成皮革)を、周囲のスエードやライニング(内張り)を傷つけないよう慎重に外していきます。ここは焦ると本体を痛めてしまう繊細な工程。長年の経験がものを言う部分です。
2. 新しいレザーでサイドパーツをリメイクする(仕立て直す)。
次に、もとの色味・質感にできるだけ近づけた新しいレザーで、サイドパーツを仕立て直します。カーブに沿ってレザーを馴染ませ、既存のステッチライン(縫い目)に合わせて縫い上げていきます。もとが合皮だった部分を本革に置き換えるので、見た目が蘇るだけでなく、次はより長く付き合える仕様にすることもできます。
ここで大切にしているのは、「直したことが浮かない」仕上がり。パープルのスエード本体との相性、白の色味、コバ(縁)の始末まで、一足全体のバランスを見ながら整えていきます。
3. かかと裏側ライニング(内張り)を張り替える
そしてもう一箇所が、かかと裏側のライニング(内張り)です。ここは歩くたびに足が擦れる場所で、履き込むほどにすり切れたり破れたりしやすい部分。今回はここも新しい素材で張り替えました。
かかと内側は肌に直接触れる部分なので、素材選びが大切です。The Shoe of Life では、しなやかで足あたりのやさしい**鹿革(ディアスキン)での張替えをおすすめしています。すり切れをそのままにしておくと、かかとのホールド感(足を包み込む安定感)が落ちてしまうので、早めに整えてあげるのがおすすめです。
かかとライニング張替え|履き口ボロボロも諦めないで!New Balance 1500 修理事例
The Shoe of Life(シューオブライフ)です。
いつもBlogをご覧いただきありがとうございます^^
本日は、多くのニューバランスファンが「これはもう寿命かな…」と諦めてしまいがちな、あの部分のお修理事例をご紹介します。
今回お預かりしたのは、New Balance(ニューバランス)1500 Made in UK。イギリス製の名機で、深いパープルのスエードが本当に美しい一足です。ところが──かかと側の白いパーツ、私たちがサイドパーツと呼ぶこの箇所が、写真の通りボロボロにひび割れてしまっていました。
ちょっとマニアックな話をすると、この1500ではサイドパーツがそのままバックパーツ(かかと側のパーツ)を構成しているんです。ここ、じつはモデルによって作りが違っていて、1300などでは同じ位置が「リフレクター(反射板)」というパーツになっているんですよ。同じニューバランスでも、モデルごとにパーツ構成が違う──ここを見極めるのも、私たちの仕事の面白いところです^^
「お気に入りなのに、ここだけどうにもならない…」
そんなお声、実はとても多いんです。でも、大丈夫。諦めないでください。 ちゃんと直せます^^
そもそも、なぜニューバランス1500のサイドパーツはボロボロになるの?
まず、お客さまがいちばん気にされるのが「なんでここだけこんなに傷むの?」という点だと思うんです。
結論から言うと、これは素材そのものの経年劣化によるものです。じつはこのサイドパーツ(かかと側のバックパーツ)に使われている白いパーツ、本革ではなく合成皮革(合皮)なんです。
合成皮革は、布地などの下地の上に樹脂(ウレタンなど)の層をのせて作られた素材で、この樹脂層が年数とともに硬化・加水分解し、屈曲や乾燥に耐えられなくなってパリパリと割れ、剥がれてきます。
ポイントは、これが「あなたの履き方が悪いから」ではないということ。合成皮革は素材の性質上、履いていても、箱に大切にしまっていても、時間の経過とともにこの劣化が進んでしまうんです。とくに1500のようにMade in UK(イギリス製)は、その味わい深さゆえに、このサイドパーツ(合皮)の寿命と向き合う場面が出てきます。
そして大事なのが、放置すると劣化が広がるということ。表面のひび割れだけのうちに手を入れれば、被害はサイドパーツだけで食い止められます。「傷む前に、傷みが浅いうちに整える」──これは私たちがいつもお伝えしている考え方です。
今回の修理内容:サイドパーツ&かかと裏側ライニングの張替え
今回は、傷みが進んでいた2つの箇所をまとめてお直ししました。ひとつは劣化したサイドパーツ(かかと側のバックパーツ)の張替え、もうひとつは足あたりに関わるかかと裏側ライニング(内張り)の張替えです。この2箇所を同時に整えることで、見た目も履き心地も一気に蘇ります^^
1. 劣化したサイドパーツを慎重に取り除く
まずは、ひび割れて剥離したもとのサイドパーツ(合成皮革)を、周囲のスエードやライニング(内張り)を傷つけないよう慎重に外していきます。ここは焦ると本体を痛めてしまう繊細な工程。長年の経験がものを言う部分です。
2. 新しいレザーでサイドパーツをリメイクする(仕立て直す)。
次に、もとの色味・質感にできるだけ近づけた新しいレザーで、サイドパーツを仕立て直します。カーブに沿ってレザーを馴染ませ、既存のステッチライン(縫い目)に合わせて縫い上げていきます。もとが合皮だった部分を本革に置き換えるので、見た目が蘇るだけでなく、次はより長く付き合える仕様にすることもできます。
ここで大切にしているのは、「直したことが浮かない」仕上がり。パープルのスエード本体との相性、白の色味、コバ(縁)の始末まで、一足全体のバランスを見ながら整えていきます。
3. かかと裏側ライニング(内張り)を張り替える
そしてもう一箇所が、かかと裏側のライニング(内張り)です。ここは歩くたびに足が擦れる場所で、履き込むほどにすり切れたり破れたりしやすい部分。今回はここも新しい素材で張り替えました。
かかと内側は肌に直接触れる部分なので、素材選びが大切です。The Shoe of Life では、しなやかで足あたりのやさしい**鹿革(ディアスキン)**での張替えをおすすめしています。すり切れをそのままにしておくと、かかとのホールド感(足を包み込む安定感)が落ちてしまうので、早めに整えてあげるのがおすすめです。
そして、完成した姿がこちらです。
いかがでしょうか。あの「もう無理かも」と思われていた一足が、こうしてきちんと蘇るんです^^
※サイドパーツやライニングの張替えは、劣化の範囲や本体の状態によって最適な方法・素材が変わります。具体的な仕様(使用するレザーの種類など)は、実際の状態を拝見してからご提案させてください。
1300・1500クラスなら「靴」。だから直せる
「スニーカーって、直せるんですか?」とよく聞かれます。
ただ、ここは正直にお伝えしておきたいことがあります。「ニューバランスは靴である」と言えるのは、1300や1500といったクラシックモデルに限られる、というのが私の実感なんです。
というのも、これらのクラシックモデルは、アッパー(甲革)がミシンでしっかり縫製され、先芯(つま先の芯材)やカウンター芯(かかとの芯材)も入った、いわば革靴と同じ「靴」としての構造を持っています。だからこそ、履き口の張替えのように、パーツ単位でしっかり手を入れることができるんですね。今回の1500も、まさにこの「直せる構造」を備えた一足です。
とはいえ、「じゃあクラシック以外は直せないの?」というと、そんなことはありません^^ モデルによって構造は違いますが、その構造に合わせて直し方を変えれば、対応できるお修理はたくさんあります。 大切なのは「そのモデルに合った方法を選ぶこと」。だからまずは、諦めずに一度見せてください。
ちなみに1500をはじめ、いろいろなニューバランスで、今回のサイドパーツ・かかとライニング以外にもこんなお修理を承っています:
リフレクター(反射材)交換 — 本革で作り直し
ソールの加水分解対応 — ミッドソールが崩れてしまった場合のリメイクやvibramモールドソールでの交換
タン(ベロ)の作り直し — 傷んだベロを本革でリメイク(仕立て直し)。
カウンター芯(かかとの芯材)の交換 — かかとのヘタりを芯から交換。
「他店では断られた」「メーカー修理では対応外と言われた」──そんな一足も、まずは一度ご相談ください。諦めるのはそれからでも遅くありません^^
長く付き合うための、日常のケアのヒント
今回のようなサイドパーツの劣化は素材の宿命でもありますが、日頃のちょっとした心がけで、靴全体を良い状態に保つことはできます。
スエード部分は、履いたあとに柔らかいブラシで軽くホコリを払ってあげるだけでも、風合いが長持ちします。そして、長期間しまい込む場合も、時々は風を通してあげてください。素材は「使わなすぎ」でも劣化が進むことがあるんです。
そして何より──気になる箇所は、浅いうちに見せてください。 サイドパーツのひび割れも、かかとライニングのすり切れも、広がる前ならより自然に、より軽い工程で直せます。
ニューバランスのお修理は The Shoe of Life へ
ニューバランス(New Balance)1500をはじめ、サイドパーツ(かかと側のパーツ)のひび割れ・レザー張替え・かかと裏側ライニング補修・ソール交換など、経験豊富な The Shoe of Life(シューオブライフ) にご相談ください。東京・目黒(大橋)の店舗で、全国からの配送修理も承っています。
The Shoe of Life (シューオブライフ) 所在地:東京都目黒区大橋2-22-4 増本ビル1F 営業時間 10:30〜19:30 (火曜日・水曜日定休)
お問合せ方法
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●電話 (03-3467-8766)
全国からご配送でのお修理も承っております。 お気軽にお問い合わせください^^






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