こんにちわ!
シューオブライフです。
最近では、とくにNEWBLANCE (ニューバランス)のお修理が増えています。
ニューバランスって修理が出来ないと思われている方が多くいらっしゃるのですが、
直せることも多いのです!
そして、新たに、グレーの天然皮革で修理しました。
直せることも多いのです!
今までも、NEW BLANCE(ニューバランス)の修理は何度もブログに書いておりますが、
今回は、ご依頼の一番多いソールの修理ではなく、
靴の上の部分、アッパーの修理のあれこれをご案内します。
はい。
こちらNEW BLANCE 1400です。
クラシックな1足ですよね。
NEW BLANCEのアッパーは、合成皮革で出来ている部分が、とにかく劣化します。
合成皮革は、天然皮革にくらべ、耐用年数が短いです。
そんなに期間を経なくても表面が割れたりはがれたりしてしまいます。
シューオブライフでは、長く履いていただきたいために、耐用年数の長い天然皮革での修理を推奨しています。
なぜ合成皮革よりも天然皮革の方が耐用年数が長くなるのか、、
非常に長い話になりますので、それはまた今度の機会にさせてください。
ただ、天然皮革は長持ちすると覚えておいていただけければと思います。
さて、
今回お預かりしたNEW BLANCE1400の修理が必要な部分は
①サイドパーツ
②カカトのリフレクター
③シュータン
④「N」ロゴ
⑤ライニング
です。
アッパー部に関しては、合成皮革部がすべてやられています。
一つ一つ、直していきましょう。
こちらが、①サイドパーツ と ②カカトのリフレクターです。
ぼろぼろの状態です。
こちらは、糸歩ほどいてばらし、新しい革を同じ型に裁断して再度、縫い直すという
修理です。
結構、神経と労力を使う修理です。
いかがでしょうか。
違和感なく、むしろ素材が天然皮革になったことで高級感が増しています。
いい感じです。
手間のかかる修理ですが、仕上がりを見ると、これでまた長く履いていただけると思えて
幸福な気持ちになります。
とにかくきれいに直って良かったです。
次に取り掛かったのが、③シュータンです。
ロゴのネームタグもついていて、New Balandeの顔といえる部分ですね。
こちらも合成皮革がぼろぼろです。
天然皮革のグレーで修理しました。
完全に作り直しています。
ブランドネームタグも、取り除き、きれいに新たに縫い付けました。
いかがでしょうか。
こちらも、レザーの質感がいい感じです。
色を合わせているので、違和感はありません。
こちらも仕上がりをみて幸せな気分です。
そして、
お次は④「N」ロゴの部分です。
この部分が劣化すると、見た目も非常に悲しい感じになります。
何とか直して差し上げたい。
そんな思いに駆られました。
そこで、
こちらも、近い素材を探し、Nのパターンを作り革を裁断し縫い付けました。
いかがでしょうか。
こちらも、修理すると全体がきれいに見えます。
逆に、ここがぼろぼろに劣化していると、履く気も起りにくくなります。
そして、最後は
⑤ライニング
このライニング部も摩耗しますね。
劣化というより、擦り切れという感じです。
歩くたびにカカトで擦れる部分ですので、こちらもより耐性の強い素材が適しています。
シューオブライフでは、この部分も長く履いていただくために
天然皮革で修理をします。
まず、やぶれたナイロンメッシュと中に仕込まれている劣化したスポンジを取り除きます。
そして、スポンジも同じ形で切り入れなおします。
そして、ライニング部もパターンを取り、天然皮革の鹿革を靴のトップで縫い合わせ
修理します。
縫い合わせた後、折り返しサイドのラインに合わせて縫い付け完成です。
真っ白な鹿革を使いました。
非常にきれいな仕上がりです。
高級感も、元よりも圧倒的に醸し出しています。
また、天然皮革なので足あたりも非常にソフトで気持ちいい足心地です。
以上で靴の上の部分、アッパーの修理のあれこれをご案内しました。
いかがでしたでしょうか。
お客さまのNew Balandeも同じ状態で困っているなどございましたら、
ぜひブログのお問合せフォームよりご相談ください。
約10年程度している修理ですので、
良い状態に修理してお戻しできると思っています。
ご相談お待ちしております!!
シューオブライフ
お電話は、どうしても出られない時がございます。(一人運営につき)
